2024年11月29日
「だれもが文化でつながる国際会議2024」で展示・紹介されました【10月29日(火)実施】
東京国際フォーラムで開催された「文化と居場所」をテーマとした国際会議にて、TURN LANDのプログラムについて事例紹介を含むプレゼンテーションを行いました。
2024年10月29日〜11月3日に開催された「だれもが文化でつながる国際会議2024」では、TURN LANDプログラムの活動紹介動画がロビーギャラリーで流されました。また、アーティストの伊勢克也が高齢者福祉施設「西荻ふれあいの家」に通って利用者たちと共に制作した編み物作品が展示されました。
活動紹介動画は、ろう者への配慮として日本語字幕と手話が表示されていることに加えて、盲者へのナレーションでの補足説明も含んでいることが評価され、多様な人々への合理的配慮の一例として紹介されました。また、初日には本事業のディレクターである富塚絵美がこれまでの福祉×アートの事例との違いや運営プロセスにおける配慮の違いについて詳しく説明をし、関心の高い来場者との質疑応答の時間も大変盛り上がり、有意義な時間となりました。
最終日のクロージングセッションでは、TURN LANDプログラムが利用者だけを対象にするのではなく、職員と共に企画運営をしている点において、「非日常をつくるだけになってしまいやすい文化事業の先を見越したインクルーシブな事例である」という発言もありました。
開催概要
「だれもが文化でつながる国際会議2024」
レポート14:「TURN LAND」って何?福祉施設×アートプロジェクト
日 時:10月29日(火) 13:00~14:30
会 場:東京国際フォーラム ロビーギャラリー
▼だれもが文化でつながる国際会議2024
https://www.creativewell-conference.jp
「だれもが文化でつながる国際会議2024」
クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー(*)の取り組みのひとつとして、2022年に初めて開催されました。2回目となる今回のテーマは「文化と居場所」。多様化・複雑化する現代社会で、わたしたちの誰もが求める「居場所」。この会議では、文化を通じてもたらされる誰もがそれぞれに「安心していられる居場所」をウェルビーイングのひとつのあり方として提示し、アートが開く新たな未来について考えました。
(*)高齢化や共生社会など、東京の社会課題解決への貢献を目指し、高齢者、障害のある方、外国にルーツのある方、赤ちゃんや子供などを対象者に「アクセシビリティ向上」と「鑑賞・創作・発表機会の拡大」に取り組むプロジェクト。
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→CASE25 西荻ふれあいの家 3rd(2024)