さまざまな「違い」を超えて
多様な人々と魅力的な日常を創る
TURN LANDプログラムは、福祉施設や社会的支援を行う団体がアーティストとともにアートプロジェクト(多様な価値観や特性への理解を深めながら、より魅力的な文化活動を日常の中に生み出すこと)を企画し、実践するプログラムです。プロジェクトの実践を通して、地域との新しい関係性を構築することや、プロジェクトによる気づきを内外に伝え共有することを目指します。
※本事業は、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトの一つとして2015年に始動した 「TURN」事業(令和3年度終了)を前身に、それまでに育まれてきた施設や団体等との関係性や活動を繋ぎ、展開しています。
TURN公式ウェブサイト :https://turn-project.com/

プレLAND — ほうらい地域包括支援センター「オレンジ・ポコペン」(2022年度)
実施体制
実施プロセスにはコーディネーターが伴走し、事務局との連絡調整やアーティストとのコミュニケーション、および現場のファシリテーションなど、現場の状況に応じて運営をサポートします。

事業内容
年間を通して、プログラム実践と学び合いの場を展開します。また、プロジェクトを実施する上で「違い」を力に変えていくためにプログラムの実施と並走して、施設・団体同士が情報共有するための場を開きます。

TURN LAND
福祉施設や社会的支援を行う団体がアーティストとともに、地域や協力者たちと連携しながらアートプロジェクトを実践します。参加施設や団体が継続的な展開を視野に活動できるよう、運営体制づくりに重点をおきながらコーディネーターが企画運営をサポートします。
プレLAND
福祉施設や社会的支援を行う団体がTURN LANDに取り組む準備段階として、アーティストやコーディネーターとともにアートプログラムを実施する経験を通じて、それぞれの現場に合ったアートプログラムを構想する機会をつくります。
ネットワーク醸成
本事業における参画施設・団体の職員及び関係者間のネットワーク醸成と交流の場「TURN LANDミーティング」を実施します。
広報
本ウェブサイトを活用し、動画や各プロジェクトの紹介記事などを通じて事業に関する広報を行います。

TURN LAND オンラインサロン(2022年度)
対話によってプロジェクトの運営を学び合う
photos: Ayaka Umeda

TURN LAND ミーティング(2022年度)
他のプロジェクトメンバーたちと一緒に活動を振り返る
2023年度参画施設及び団体 (2023年6月現在)
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板橋区立 小茂根福祉園
住み慣れた地域での私らしい暮らしを支援する知的障がい者通所施設。 -
気まぐれ八百屋だんだん
八百屋や寺子屋、こども食堂をはじめ、みんなの居場所と出番を作り出す、民間型の文化センター。 -
渋谷区障害者福祉センター はぁとぴあ原宿
知的障害者・身体障害者を対象とする入所支援、通所の生活介護や児童発達支援など福祉施設。 -
クラフト工房La Mano
障害のある方が手仕事の物づくりを担う染織とアートの工房。 -
豊島区立心身障害者福祉ホームさくらんぼ
心身障害者の自立助長のための日常生活の援護、支援を行う施設。 -
CINEMA Chupki TABATA
目の不自由な人、耳の不自由な人、車いすの人、子育て中の人をはじめ、広く一般の人に開くユニバーサルシアター。 -
放課後等デイサービス フェイト
小・中・高校生で発達について支援が必要なこどもを対象に、学習支援や居場所づくりなどのサービスを提供している施設。 -
ほうらい地域包括支援センター
地域の高齢者やそのご家族、認知症の方などを対象とする地域包括支援センター。 -
放課後等デイサービス くるみの木・みかんの木
知的障害児・肢体不自由児を対象に、日常生活訓練や、集団での療育を行っている施設。 -
認定特定非営利活動法人ももの会
高齢者在宅サービスセンターの運営をはじめ、住み慣れた街で安心して暮らし続けるために、 地域福祉ネットワークづくりの活動を行っている団体。 -
ロートこどもみらい財団
こどもたちが自分らしさを探求できるオンラインコミュニティなどの「居場所」を提供している財団。

TURN LAND — はぁとぴあ原宿「原宿荒野」(2022年度)
屋上でアーティストが施設をひらく企画を考える
photo: Ayaka Umeda

プレLAND — ほうらい地域包括支援センター(2022年度)
アーティストとともに「地域」や「社会」を考える路上アートプログラム「オレンジ・ポコペン」を実施
photo: Shunsuke Ono