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ももの会 1st

カテゴリー:プレLAND

実施年度:2022年度

    参画施設・団体

    認定特定非営利活動法人ももの会

    (高齢者在宅サービスセンターの運営をはじめ、住み慣れた街で安心して暮らし続けるために、 地域福祉ネットワークづくりの活動を行っている団体)

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    ももの会は“人と人とを繋ぎながら地域に根ざした福祉のまちづくり”を目指して、高齢者在宅サービスセンター「西荻ふれあいの家」を運営しています。アーティストと職員が意見交換をしながら高齢者にも参加しやすいアートワークショップをアレンジし、利用者と職員とともに作品の創作や発表の場を作ります。

    活動紹介

     「ももの会」は、「人と人とを繋ぎながら地域に根ざした福祉のまちづくり」を目標に運営する高齢者在宅サービスセンター「西荻ふれあいの家」を運営している。「西荻ふれあいの家」では、施設を活用して地域の人も利用できる居場所づくりを目指しており、その一環で施設のオープンDAYを設けるなど、地域を視野に入れた活動に積極的に取り組む。今年度の取組は、これまでのアーティストとの交流経験(※)をもとに、継続して交流の場を充実させ、もっとアートを通して活動の幅を広げたいという思いから構想を始めた。

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     今回、自身の祖母にまつわる作品を制作しているKim Doki が、高齢者と豊かな対話を可能とするワークとして、アート作品「時間の書」をともに制作するプログラム企画。コーディネーターや職員が、実施方法や対話の時間の持ち方等を相談し合いながら計画した。Kimと高齢者がオンラインで出会い・交流するワークショップを行った後、施設にアーティストが訪問し、対話を重ねながら新たな「時間の書」が生み出された。実施前の懸念として、体調の面からプログラムに参加できるかどうかは当日まで保証できないことや、集中できる時間が短いこと、忘れてしまう人も多いため「時間」についての対話が難しいのではという意見もあった。一方で、オンラインでのワークショップは問題なく進み、職員がサポートに入りながら、利用者のプログラムへの積極的な参加が生まれた

     アーティストの訪問は、利用者の方々にとって刺激的な様子で、普段は語られない昔の思い出話をしたり、ピアノを弾いたり、情緒深い一面が表れた。ワークショップで制作した、それぞれの参加者の「時間」が詰まった特別な砂時計は、週末の施設を利用して開催する交流イベント「ももふらっと」(誰でもふらっと立ち寄れるオープンDAY)内で展示し、地域の人が創作を通して利用者の時間に触れる機会が生まれた。

    ※前身のTURN事業の一環で、アーティストが施設に定期的に通い、利用者や職員と交流を重ねた。

    プロジェクトメンバー

    活動記録「時間の書」 

    コーディネーターとアーティストの動き

    2022年

    2023年

    • 1月17日
      • 振り返りと打ち合わせ
    • 2月19日
      • 「ももふらっとサロン」にて展示

    2022年12月14-15日

    オンラインで事前ワークショップ開催

    キムさんが韓国からオンラインで開催したプログラムも、現場では職員さんが利用者の方の耳元で説明するなどフォロー。コーディネーターが現場で職員さんたちをサポートした。

    2022年12月21-22日

    メインプログラム「Kim Dokiワークショップ(砂時計づくり)」

    今年度のメインプログラムは、オリジナルの砂時計をつくるワークショップ。限られた時間での実施となったが、「時間」をテーマにしたワークショップを通して、普段施設での会話では出てこない思い出話を生き生きと語り出す利用者さんもいた。
    キムさんが制作した「時間の書」を使ってワークショップ。
    高齢者の方が取り組みやすいように質問内容や言い回しなどは職員の方の意見を参考に改訂した。
    砂時計に「どんな時間をとじこめたい?」
    それぞれが好きな歌や思い出の曲を選び、その時間で砂時計をつくった。