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はぁとぴあ 1st
カテゴリー:TURN LAND
実施年度:2022年度
参画施設・団体
渋谷区障害者福祉センター はぁとぴあ原宿
知的障害者・身体障害者を対象とする入所支援、通所の生活介護や児童発達支援などを行う福祉施設。
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はぁとぴあ原宿は、施設入所支援、生活介護(通所)、短期入所、日中一時支援、児童発達支援などの支援を提供する渋谷区の中核となる障害児者支援施設です。アーティストと利用者、職員とが互いに表現を介して対話を重ねながら、屋上にある菜園を拠点としたアートプロジェクト「原宿荒野」を展開します。
活動紹介
渋谷区の知的障害者支援施設の「はぁとぴあ原宿」は、これまで複数年の交流を重ね(※)、関係性を育んできたアーティストの永岡大輔との継続した活動を希望し、コロナ禍でも施設外の人との交流が可能な「屋上での活動」を軸に、今年度の企画を始めた。
プロジェクト名は「原宿荒野」。さまざまな植物が自生している場のように、さまざまな人の活動が自ら立ち上がり、共存するような場をイメージしながら、菜園のある施設の屋上で、拠点となる小屋づくりを行った。職員や利用者はもちろん、外から遊びに来たこどもやゲストなどが立ち寄れる憩いの場としてひらいていくことを目指した。
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贈り物づくりのワークショップでは、コロナ禍で会えなくなった人々に手づくりの絵やメッセージを届ける。また、1月の「屋上の小屋作りと交流会」では、施設内のお菓子を作る工房の協力のもと、利用者の絵柄をモチーフにしたクッキーも生み出され、今までプロジェクトに関わったことのない人との協働も実現した。
施設に毎週通う永岡と、コーディネーターの岩中可南子や藤井理花とともに、施設職員が声をかけた「活動で変化がありそうな人」「プログラムに相性が良さそうな人」という利用者が活動メンバーとして参加し、企画を展開した。主に3人の職員が関わり、デザイナーの坂本大幸と数名のボランティアスタッフが球体の小屋を制作。さらにアーティストの岩田とも子も、メインプログラムの「屋上の小屋作りと交流会」に参加し手紙の交換をした。コロナ禍のため、利用者が参加する時間帯と、外部の人が参加する時間帯とを分けてプログラムを実施するという工夫を行いつつ、アーティストが交流を重ねることで利用者との信頼関係が深まり、利用者の多様な側面が活動の中でも展開されるようになった。
※前身のTURN事業の一環で、はぁとぴあ原宿に永岡大輔が訪れ利用者たちと交流し、さまざまなワークショップやオンライン企画を展開した。
プロジェクトメンバー
活動記録「原宿荒野」
コーディネーターとアーティストの動き
2022年
- 9月28日
- コーディネーターとアーティストが施設見学、企画運営会議
- 9月29日
- オンラインで企画の打ち合わせ
- 10月20日
- 施設で活動、企画運営会議
- 10月26日
- 屋上でタマネギの苗植えの準備、企画運営会議
- 「TURN LANDオンラインサロン」に屋上から参加
- 10月27日
- 「似顔絵の会」復活、屋上でビニールハウスづくり、企画運営会議
- 11月4日
- 「似顔絵の会」、企画運営会議
- 11月7-9日
- 屋上のタマネギの苗植え手伝い
- 11月11日
- 「似顔絵の会」、企画運営会議
- 11月18日・25日
- 12月2日・9日
- 12月23日
2023年
- 1月6日
- オンラインで「贈り物づくり」、企画運営会議
- 1月13日・20日
- 「贈り物づくり」、企画運営会議
- 1月27日
- 2月27日
- 「贈り物づくり」、振り返り
- 3月10日
- 小屋づくり