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東京東浅草の家 1st

カテゴリー:プレLAND

実施年度:2024年度

    参画施設・団体

    グループホーム東京東浅草の家

    利用者の残存能力を引出し、健康的な生活をおくりながら満足できる一日を過ごせることを理念とするグループホーム。

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    明るい、家族的な雰囲気を大切にし、利用者との日々の対話や四季を感じられるレクリエーション、外出などの楽しみづくりなどにも力を入れている。

    活動紹介

    アーティストの大西健太郎を迎え、墨流し染めを通じて利用者との交流を深め、秋には利用者と踊りの場を共創する。

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    プロジェクトメンバー

    活動記録  

    プロジェクトの動き

    2024年

    2024年6月4日(火)14:00~15:00 会場:東京東浅草の家

    顔合わせと現状共有

    施設の現状共有とプロジェクトの方向性を検討する


    台東区のグループホーム東京東浅草の家は、今年度から本事業のプレLANDに参画することとなった。昨年度は、ほうらい地域包括支援センターのプログラムに参加協力をしており、アーティストの大西健太郎が施設を訪問したり、利用者が大西のパフォーマンスを見に行ったり、交流が生まれている。
    今年度はアーティストと利用者、施設職員が協働してプログラムに取り組む。
    初回の顔合わせでは、担当職員と事務局メンバーでプログラムの進め方のイメージ共有や、活動しやすい時間帯や曜日、施設内での普段の活動、利用者の興味・関心などについて情報共有を行った。
    職員からは、「昨年、大西さんの路上パフォーマンスをみんなで見に行けたことが利用者にとって刺激になった。普段はできない体験ができたので、今年も楽しみにしている」とこれからの活動に対する期待も語られた。

    施設を案内する職員(手前)。廊下には利用者と職員が一緒に制作した作品が掲示されている。
    東浅草の家の担当職員。
    食堂がコミュニケーションや日々の活動の場になっている。アーティストとの活動の場にもなっていく予定だ。普段は創作やレクリエーション、体を動かすことにも力を入れており、利用者の残存能力を引き出し、生き生きと健康的な生活が送れるようサポートしている。

    photos: Ayaka Umeda

    2024年6月22日(土)14:00~15:30 会場:東京東浅草の家

    企画構想会議

    アーティストとプロジェクトの企画構想をする


    アーティストの大西健太郎が東京東浅草の家を訪問し、職員と企画構想会議を行った。今年度、大西が利用者や職員と取り組んでみたいプログラムとして「墨流し染め」を提案し、実際に染めてみたサンプルやプログラム全体の流れを書いたレジュメを職員に見せながら説明をした。職員も大西の提案に対して施設の体制や利用者の特性などを踏まえて意見を出し合った。「それぞれに流れている時間や、見ている空間の断片が染め模様となって映し出され、それらを通じて他者と交感する場をつくりたい」というアーティストの意図を共有し、どうしたら利用者や職員とその場が作り出せるか多角的な視点から検討する機会となった。

    利用者との再会を喜ぶ大西(中央)。久しぶりに再会した利用者が大西のことを憶えていてくれた。
    左からコーディネーター、大西、東浅草の家職員、TURN LANDプログラム事務局。
    プログラム案とその試作(墨流し染めをした紙)を机の上に広げ意見交換する大西と職員。利用者にもできる限り準備や片付けなど協働できる方法を探った。

    photos : Ayaka Umeda