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東京東浅草の家 2nd

カテゴリー:プレLAND

実施年度:2025年度

    参画施設・団体

    グループホーム東京東浅草の家

    利用者の残存能力を引出し、健康的な生活をおくりながら満足できる一日を過ごせることを理念とするグループホーム。

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    明るい、家族的な雰囲気を大切にし、利用者との日々の対話や四季を感じられるレクリエーション、外出などの楽しみづくりなどにも力を入れている。

    活動紹介

    昨年に引き続きアーティストの大西健太郎を迎え交流を通じたアートプログラムの開発をする。身体の動きや表情でコミュニケーションの間合いを味わう「手の会話」を通じて支援する・される関係を超えた関係づくりを試み、東浅草の家に新たな「踊る時間」を共創する。

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    これまでの活動
    2024年度
    https://turn-land-program.com/case_post/30tokyohigashiasakusanoie_2024/

    プロジェクトメンバー

    活動記録  

    プロジェクトの動き

    2025年

    2025年6月15日(日)13:30〜15:00 会場:東京東浅草の家

    企画会議/利用者との交流


    施設職員、アーティストの大西健太郎、事務局メンバーが集い、2025年度の活動について話し合った。

    玄関先に集う施設利用者に迎えられ笑顔を見せるアーティストの大西(右)。

    事務局メンバーが、館長の八木実知雄、アーティストの大西に2025年度のプログラム説明を行った。
    大西が「手のダンス」をデモンストレーションする様子。言葉を使わず、手の動きや間合いでコミュニケーションをしながら踊る。館長は実際に手を動かしながら体験し、職員や利用者もこれなら一緒に楽しめると確信を得た様子。大西は館長に、利用者にどう伝えるかについて助言を求めた。
    次回の活動に向けて、館長と大西が施設のリビングで場のセッティングについて話し合っている様子。
    利用者から、施設の日課として体だけでなく指先も動かしていることを聞くアーティストと事務局メンバー。

    2025年7月13日(日)14:00〜15:30 会場:東京東浅草の家

    企画会議/利用者との交流 ダンス「手の会話」1回目


    施設のリビングルームにて、アーティストの大西健太郎の提案によるダンス「手の会話」を行った。はじめに活動内容を利用者と職員に伝えた後、ペアになって「手の会話」を体験し、ディスカッションを行った。

    利用者や職員の前で、館長の八木実知雄と大西が「手の会話」をデモンストレーションする様子。言葉を使わず、手の動きや間合いだけでコミュニケーションを取りながら踊る様子に、皆が見入った。その後、利用者と職員はダンスを1回数分ずつ、計4回体験。合間に大西との振り返りタイムを挟みながら、参加者一人一人の感想を共有した。言葉にならない感覚的なやりとりと、感想を言葉にする時間を繰り返す事で、言葉にならない味わい深いリズムを分かち合える関係が育まれていった。
    アーティストの大西がデモンストレーションを行う様子。それを見守る利用者と職員。

    職員の質問に答えるアーティストの大西(右)。初めての活動で戸惑いもあったが話し合いながら進めることで関係性が深まった。
    利用者たちの手によるダンスに電子ピアノで「合いの手」を演奏する大西(左)。
    ペアになり、つかず離れずの距離を保ちながら「手の会話」を楽しむ利用者2名。どのような表現をするか後ろから見守る館長。

    2025年8月25日(月)、9月25日(木)   会場:東京東浅草の家

    利用者との交流 ダンス「手の会話」2回目、3回目


    前回に続き、8月と9月の2回にわたり、「手の会話」に挑戦した。大西は「手の会話」をする利用者や職員一人一人の身体を丁寧に観察し、微細な表現を受け止めながら声をかけ、踊りの時空間へといざなった。

    職員は、戸惑いのある利用者に寄り添いながら少しずつ参加を促しサポートをした。二人の利用者と職員が三人一組となり、一緒に取り組むことで手での「会話」に慣れていった。

    利用者同士がペアになって「手の会話」を体験し、感じたことを共有するすることで個々の感覚と出会い、普段一緒にいてもよく知らない仲間と出会い直すような機会が生まれた。
    9月の3回目の交流では、木の棒を手のひらで支え合い、動きを連動させる新たな方法を試した。相手と息を合わせる感覚がより具体的に伝わり、ある利用者は「木の棒を使った動きはダンスになる!」と語り、職員からも前向きな意見が寄せられた。

    利用者・職員ともに前回より要領を得て取り組む姿が見られた。手の動かし方をアドバイスする職員(中央)。
    風船を取り入れた時の様子。ハーモニカや太鼓の生演奏も加わり、視覚が衰えている高齢者にとっても音の手がかりが生まれ、より取り組みやすい環境となった。
    みんなの前に出て、利用者の二人が発表する様子。一番左がサポートする職員。大西は、「手の会話」に合いの手をいれるように太鼓で参加した。利用者は徐々に動きによるコミュニケーションを体得し始めたことが伝わった。

    photos: Ayaka Umeda