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ほうらい 2nd

カテゴリー:プレLAND

実施年度:2023年度

    参画施設・団体

    ほうらい地域包括支援センター

    地域の高齢者やそのご家族、認知症の方などを対象とする地域包括支援センター。

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    台東区にあるほうらい地域包括支援センターは、地域の高齢者がいきいきと安心した生活を続けられるよう、社会福祉士・主任ケアマネジャー・保健師等が相談や支援に応じる総合相談窓口です。ほうらいのスタッフと認知症の方やその家族、地域住民とアーティストが協働しながら展開するアートプログラムを実施します。

    社会福祉法人清峰会
    ほうらい地域包括支援センター 公式ウェブサイト

    http://care-net.biz/13/seihoukai-hourai/rs01.php

    活動紹介

    ※現在、企画内容を調整中です。

     

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    協力施設・団体

    活動記録バラエティ・ポコペン 

    プロジェクトの動き

    2023年

    2023年6月29日(木)14:00~16:30 会場:旧平櫛田中邸アトリエ

    企画構想会議1   TalkTreeWORKSHOP®

    ツリー(Talk Tree)を作りながら今年度の活動を考える


    ほうらい地域包括支援センターでは、今年度すでに地域の高齢者を対象にした交流会などを実施していたが、改めて今後のTURN LANDプログラムの展開を考えるにあたり、TalkTreeWORKSHOP®(※)を行った。参加したのは、ほうらいの職員2名とコーディネーターの若山萌恵、そして昨年度、山谷地域で「オレンジ・ポコペン 路上実践プログラム」を共に開催したアーティストのきむらとしろうじんじん、BARBARA DARLINg。

    きむらとしろうじんじんたちは、これまで山谷で継続的に活動してきた経緯があり、昨年度初めてほうらいとの共同でイベントを実施した。振り返りでは、「今までのイベントの時に見えていた近所とは違う近所が見えた」「これまでのご縁と新しい出会いがあった」などの感想が出た一方で、異分野や異なる組織間でプロジェクトを行うことの難しさも共有された。
    また、「地域課題」という問いに対して、ドヤ街がなくなりマンションが建つなどの急激な変化によって住人に不本意な移動が起きていることや、「課題」から物事を整理する思考回路そのものの限界についても議論され、「課題」ではなく「魅力」に反応して指針を見出していくアートプロジェクトの特性についても共に考えることができた。

    みんなでツリーをつくりながらコミュニケーションをとる様子。昨年度から関わっているBARBARA DARLINg(左)は、振り返りの中で「同じ課題でも捉え方が複数あることが見えた」と語った。
    アーティストのきむらとしろうじんじんは、オンラインで参加した。
    ほうらい地域包括支援センターからは木下明(奥、右)と佐伯賢(奥、左)が参加。

    「理想の地域とは?」という問いについては、「”理想の地域”をミッションにしなくてもいいのでは」という意見があがり、その上でTURN LANDプログラムとして「途切れないで何か行動したい」「矛盾も含めて分かち合いたい」「楽しい現場、現場風景そのものを届けたい」という想いを話し合った。

    ※ TalkTreeWORKSHOP®は、組織や人を1本の木に見立て、自分たちの活動が誰のために、何のためにあるかについて考え、積極的なコミュニケーションを促すことを目的としたもの。Talk Treeを考案した加藤未礼がファシリテーターを務め、今年度のプログラム参画施設・団体でそれぞれ実施している。