20

くるみの木・みかんの木 2nd

カテゴリー:プレLAND

実施年度:2023年度

    参画施設・団体

    放課後等デイサービス くるみの木・みかんの木

    知的障害児・肢体不自由児を対象に、日常生活訓練や、集団での療育を行っている施設。

    + Read more

    くるみの木・みかんの木は、杉並区にある放課後デイサービスです。養護学校や特別支援学級のこどもたちを対象に、日常生活訓練や、集団での療育を行うほか、創作的活動、作業活動などプログラムを工夫しながらのサービスを提供しています。両施設とも車いすのこどもが利用できるように、バリアフリーとなっています。アーティストを招いた音楽ワークショップや、地域コーディネーターたちとの交流をしながら、放課後デイサービスの特性を活かしたアートプログラムについて思考します。

    一般社団法人くるみの会 公式ウェブサイト

    http://kuruminokai.jp/

    活動紹介

    ※現在、企画内容を調整中です。

    + Read more

    プロジェクトメンバー

    活動記録 

    プロジェクトの動き

    2023年

    2023年6月20日(火)10:45~12:10 会場:くるみの木

    企画構想会議1   TalkTreeWORKSHOP®

    ツリー(Talk Tree)を作りながら今年度の活動を考える


    昨年度、みかんの木で実施したパポとユミによるサルサのダンスワークショップの様子にくるみの木の施設長が感銘を受け、今年度は同法人が運営するくるみの木でもTURN LANDプログラムの活動をおこなうこととなった。今年度の活動を考えるために、くるみの木とみかんの木の職員が合同で「TalkTreeWORKSHOP®」(※)を実施した。
    昨年度のプログラムについて職員からは、「(こどもたちに)新しい風を感じてもらった」「自分自身の体がリフレッシュした」「車椅子を利用する子が多く、身体を動かしにくい子もいるなか、それぞれの関わり方で楽しそうに参加する様子が印象的だった」などの声があがった。課題意識についての問いでは「地域と関わる機会をどうつくれば良いか」「障害の違いによってできる活動が異なる」など施設が抱える課題があがり、その上で「地域で孤立しない」「障害者が特別の世界に置かれない」といった、理想の地域像が共有された。

    Talk Treeワークショップでは、一人一人にカラフルな付箋が配られ、コメントを書いてツリーに貼っていく。
    黄色い付箋にはTURN LANDプログラム参加後の変化を、茶色い付箋には「障害児に関心が薄い。変化の兆しは感じるが、障害児の姿が目に留まらない様子」といった地域での課題が貼られた。
    オレンジ色のTシャツを着ているのが本橋和哉(くるみの木施設長)、その隣が齋藤果(みかんの木施設長)。
    くるみの木とみかんの木の職員が合同で企画会議をするのは今回が初めて。施設ごとの障害特性や課題が浮き彫りになった。

    これからの活動について、「昨年度に続きサルサダンスを通して、こどもたちが楽しい時間を過ごし、保護者にもこどもたちの可能性を知ってほしい」という意見がみかんの木とくるみの木の両方からあがった。保護者や地域の人など身近な人に、こどもたちの新たな一面や可能性を届けることを目標に、TURN LANDプログラムに取り組んでいきたいという想いを共有する機会となった。

    ※ Talk Treeワークショップは、組織や人を1本の木に見立て、自分たちの活動が誰のために、何のためにあるかについて考え、積極的なコミュニケーションを促すことを目的としたもの。Talk Treeを考案した加藤未礼がファシリテーターを務め、今年度のプログラム参画施設・団体でそれぞれ実施している。