27

さくらんぼ 3rd

カテゴリー:TURN LAND

実施年度:2024年度

    参画施設・団体

    豊島区立心身障害者福祉ホームさくらんぼ

    心身障害者の自立助長のための日常生活の援護、支援を行う施設。

    + Read more

    さくらんぼは、豊島区在住の心身障害者の方が保護者の死亡・高齢化・疾病などの理由で、就労または福祉作業所等への通所が困難となった場合に、住み慣れた地域で生活ができるよう、自立助長のための日常生活の援護、支援を行う施設。

    社会福祉法人 恩賜財団 東京都同胞援護会
    心身障害者福祉ホーム さくらんぼ 公式ウェブサイト

    https://doen.jp/introduction/handicap/sakuranbo

    活動紹介

     

    昨年度に引き続きダンサーのアオキ裕キを迎え、施設の日常の延長線上に、踊りを通じた利用者や職員および施設外の人々との交流の時間を生み出す。

    + Read more

    これまでの活動
    2023年度
    https://turn-land-program.com/case_post/16sakuranbo_2023/
    2022年度
    https://turn-land-program.com/case_post/04sakuranbo_2022/

    プロジェクトメンバー

    活動記録   

    プロジェクトの動き

    2024年

    2024年5月31日(金)14:00~15:15 会場:さくらんぼ

    顔合わせと現状共有 (職員、事務局)

    施設の現状共有とプロジェクトの方向性を検討する


    豊島区の心身障害者福祉ホームさくらんぼは、TURN LANDプログラムに参画して今年で3年目を迎える。今年はアートプログラムを体験するプレLANDから、継続的な視野とビジョンをもって取り組むTURN LANDへと移行した。
    事務局と職員で昨年度までの課題を改めて共有した後、今年度取り組みたい方向性について検討した。
    職員からは、昨年、一昨年のプログラムでは、ワークショップなどイベント的な場に利用者に参加してもらう形をとっていたが、今年度はアーティストと利用者が施設の日常のなかで出会い、交流するような機会をつくりたいという提案が上がった。昨年度一緒に活動したダンサー/振付家のアオキ裕キとの協働を継続し、まずは1日施設で過ごしてもらうなど、利用者の日常の中からプログラムを生み出し、展開していくという方向性が見えてきた。

    顔合わせをしたさくらんぼの食堂。普段は利用者の憩いの場にもなっている。「アーティストとの交流の拠点にもなるのでは」と期待を寄せる。
    さくらんぼの担当職員。食堂には季節に合わせた装飾や工夫を凝らした掲示物、本や楽器、テレビなどがあり、充実した生活をおくれるようさまざまな配慮がされている。
    今年度目指したい方向性について意見を出し合う職員(右側3名)とTURN LANDプログラム事務局。

    photos: Ayaka Umeda

    2024年7月12日(金)15:30~17:00 会場:さくらんぼ

    企画構想会議

    施設の現状共有とプロジェクトの方向性を検討する


    ダンサー/振付家のアオキ裕キが施設を訪問し、さくらんぼ職員と企画構想会議を行った。まずはアーティストが企画を考えやすいよう、施設の日常についてのヒヤリングをし、次に普段は一般公開されていない入居スペースを含む施設の内側を見学した。その後職員との打ち合わせをし、利用者の普段の様子などから施設の日常について話を伺った。職員から「利用者とアオキの交流の機会を持ちたい」という提案を受け、週末にアオキが半日滞在して交流の機会を持つことになった。交流の主な対象を「長期滞在の利用者」とし、日々生活している施設内の見学や利用者の日課、興味・関心、休日の過ごし方などのヒアリングを通じて交流のイメージを膨らませた。

    左から順にTURN LANDプログラム事務局、アオキ、さくらんぼ職員3名。
    利用者と職員が育てた野菜や果物を見るアオキ。
    利用者が普段テレビを見たりリラックスして過ごせる施設内のリビングルームにて。アオキを中央に囲んで顔合わせの記念撮影。「利用者と一緒に散歩に出かけてみたい」とアオキの提案が出たので、利用者がよく出かける近所の公園や商店、外出時の楽しみなどについてイメージを共有した。

    photos : Ayaka Umeda