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浅草みらいど 1st

カテゴリー:プレLAND

実施年度:2024年度

    参画施設・団体

    浅草みらいど

    “だれでも何度でもチャレンジできる場所”として、当たり前にその人らしく、社会参加ができるよう、取り組む複合障害者施設。

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    2021(令和3)年3月に浅草今戸に開所し、グループホーム、就労継続支援B型(2種類)、生活介護(通所)がある。就労継続支援B型の1つ「ルーツ」では、敷地内にあるカフェでベーカリー部門・カフェ部門・受注作業部門があり、個性を、互いに尊重し、常に新しく自由な創造をしながら、個々のペースでそれぞれ役割を持って地域社会への参加できるようバックアップしている。

    浅草みらいど 公式ウェブサイト

    https://care-net.biz/13/asakusa-miraido/

    活動紹介

    アーティストのきむらとしろうじんじんを迎え、利用者や地域の人などとの交流を重ねながら関係を築き、きむらとしろうじんじんの「野点」の開催を目指して協働する。

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    プロジェクトメンバー

    活動記録 

    プロジェクトの動き

    2024年

    • 5月30日
    • 6月17日
      • 企画構想会議(職員、コーディネーター、事務局)
    • 6月20日
      • 企画構想会議(アーティスト、職員、コーディネーター、事務局)
    • 7月4日
      • 企画構想会議(アーティスト、職員、コーディネーター、事務局)
    • 7月5日
      • 企画構想:下見、打ち合わせ(アーティスト、職員、事務局)

    2024年5月30日(木)14:00~16:00 会場:浅草みらいど

    顔合わせと現状共有(アーティスト、職員、事務局)

    施設の現状共有とプロジェクトの方向性を検討する


    台東区の障害者施設浅草みらいどは、今年度からプレLANDに参画することとなった。昨年、一昨年と本事業に参画していたほうらい地域包括支援センターからほどちかく、昨年度まで「ほうらい」のプログラムに参加協力をしていたのが、今回の参画のきっかけとなった。
    初回の顔合わせにはアーティストのきむらとしろうじんじん(以下、じんじん)も参加し、まずは職員が施設を案内し、アーティストに普段の施設の様子や利用者の活動を紹介した。その後、アーティスト自身の活動紹介や今年度の取り組みに関する希望やアイデアを出し合った。職員からは、「初めての参画となるので利用者や職員とアーティストの交流の時間をまずは持ちたい」、「利用者やその家族に対する事前のプログラム周知にも力を入れたい」などの意気込みも語られた。

    今年度目指したい方向性について意見を出し合う様子(左から事務局、じんじん、職員たち)。
    施設を案内する職員。廊下には利用者が描いた絵などの作品が展示されており、アート活動にも力を入れている。
    浅草みらいどの担当職員とじんじん、TURN LANDプログラム事務局。顔合わせをした施設の1階にはカフェがあり、就労継続支援B型の利用者が働いている。

    photos: Ayaka Umeda

    2024年7月4日(木)8:30~20:00 会場:浅草みらいど

    企画構想会議

    施設の日常をリサーチ


    アーティストのきむらとしろうじんじんが浅草みらいどを訪問し、利用者との交流や職員と企画構想会議をおこなった。浅草みらいどは多岐に渡る福祉サービスを提供しており、 「グループホーム-住む-、就労継続支援B型-働く-(IRODORI café併設)、生活介護-通う-」がある。じんじんは利用者の通所に合わせて朝から施設を訪問し、各利用者と創作活動や夕食会などを通じて交流し、相互理解を深めた。10月に開催する予定のお抹茶陶芸屋台「野点(のだて)」に向けて職員を対象とした説明会も実施し、イメージ共有や関係性づくりに取り組んだ。企画構想会議では利用者の関り方や協働の仕方について検討し、ポスター制作や、オリジナルのてるてる坊主を利用者につくってもらうのはどうか?などアート活動に普段力を入れている施設の特性を活かした提案が上がった。

    帰宅したグループホームの利用者と夕食をとりながら交流するじんじんと利用者(右から2人目)と職員(右手前)とTURN LANDプログラム事務局(左)。
    映像や写真を見せながら職員に「野点」の説明をするじんじん(左)。
    「普段の活動では得られない特別感や刺激が、外から来る人からは得られると思う。一緒にいてくれるだけですごく価値がある。一緒にいる中で、じゃあアート活動をやってみようと自然と思える時間をつくりたい」という職員の希望から、じんじんと利用者、職員が一緒に過ごす時間が実現した。写真はじんじんと利用者が職員の体に貼った養生テープの上にペンで模様を描く様子。

    photos : Ayaka Umeda